ニュージーランドの2024年農業事情:日本の農業に活かせる最新情報まとめ

こんにちは、まもーです🐬
本記事では、2024年のニュージーランド農業事情ニュースから、日本の農業に活用できそうなものを紹介します!日本の農家の皆様のお役に立てますように🙏

目次

なぜニュージーランドか?ニュージーランドと日本の農業環境の共通点

ずばり、ニュージーランドの農業をピックアップした理由は、日本とニュージーランドが似た地理的条件や農業スタイルを持つためです。下記のような共通点があります。

気候と地理的条件: ニュージーランドは南半球に位置し、四季が明確な温帯気候を持つ島国です。この点で、日本と類似しています。
農業スタイル: ニュージーランドの農業は、酪農、肉牛、羊の牧畜や、キウイフルーツ、リンゴなどの果物生産が主要な産業となっています。これらの農産物は輸出市場でも重要な役割を果たしています。

農業は国ごとに異なる課題がありますが、技術革新や市場の動向は国境を越えて役立つことが多いです。特に共通点のある国のニュースは、何か役に立つ可能性があると考えます。読者の皆様のお役に立てたらうれしいです🙏

2024年ニュージーランド農業の注目ニュース

2024年のニュージーランドで注目すべきニュースをいくつかピックアップして下記で紹介します☺️

遺伝子編集技術の規制緩和

ニュージーランド政府は、遺伝子編集技術の開発と商業化を容易にするため、新たな法案を導入することを発表しました。これにより、低リスクの遺伝子編集技術が規制から除外され、地域ごとの遺伝子組み換え生物(GMO)に関する制限も撤廃される予定です。
参考記事https://www.reuters.com/science/new-zealand-loosen-gene-technology-regulation-make-commercialization-easier-2024-08-12/

遺伝子編集技術は、作物の収量向上や病害抵抗性の強化に寄与するとのこと。日本においても制限の見直しが行われた際には、いち早く導入することで先行者利益を得られるかもしれません。一方で遺伝子操作はネガティブな印象もあるので、どのように扱うかはよく考える必要がありそうです☺️

培養シーフードの研究開発への政府投資

ニュージーランド政府は、持続可能なシーフード生産を推進するため、培養シーフードの研究開発にNZ$9.6百万(約5.95百万米ドル)を投資することを発表しました。この5年間のプロジェクトは、国立研究機関であるPlant & Food Researchが主導し、培養魚製品の開発を目指しています。

この取り組みは、世界的な持続可能なシーフードおよび海洋製品(コラーゲンなど)の需要増加に対応することを目的としています。また、ニュージーランド国内での培養魚製品の受容性を高めるため、マオリの視点やタオンガ種(マグロ、ザリガニ、ムール貝など)に関する文化的側面も検討されます。

このプロジェクトは、ニュージーランドの細胞農業技術の最前線に立つことを目指し、細胞株の開発や培地の配合における新たな知見を提供することが期待されています。これにより、持続可能なシーフード生産の実現に向けた重要なステップとなるでしょう
参考記事https://www.greenqueen.com.hk/new-zealand-government-plant-and-food-research-lab-grown-fish-seafood/

培養シーフード」とは、魚や甲殻類の細胞を培養してつくる加工食品のこと。培養肉などもあるように、食べ物を通常のように育てるのではなく、加工して作る研究が盛んにおこなわれているようです。同様に考えると農作物を培養できるかもしれませんね。研究を進めるに農家さんの協力は不可欠でしょうし、もし実用化された場合は同じ食べ物としてライバルになりうるので、日々情報を追いかけたほうがよさそうな内容ですね🐬

羊の頭数の減少

2024年、ニュージーランドの羊の頭数は、記録的な低水準である約2,331万頭となりました。この数字は、2023年から約4.3%の減少を示しており、1970年代のピーク時には7,000万頭以上だったことを考えると、大幅な減少が続いています。主な原因として干ばつによる飼料不足と羊肉市場の価格低下が挙げられています。
参考記事https://www.stuff.co.nz/business/farming/300827507/new-zealand-sheep-numbers-hit-record-low

あまり日本には当てはまらないかもしれませんが、干ばつ対策や飼料供給の安定化を進めることが重要とのこと。灌漑技術や代替飼料の利用を事前に検討しておくといざというときに対応できそうです☺️

スマート農業技術の導入

ニュージーランドでは、労働力不足や高賃金に対応するため、ロボティクスや自動化技術の導入が進んでいます。例えば、自律走行トラクターや収穫ロボットが普及し、農作業の効率化と生産性向上に寄与しています。また、ドローンやリモートセンシング技術を活用した作物の健康状態や土壌条件のリアルタイムモニタリングが行われています。
参考記事https://harcourts.net/nz/resources/rural/farming-technology-in-2024-shaping-the-future-of-new-zealand-agriculture

日本の農家も、これらのスマート農業技術を活用することで、労働力不足の解消や生産性の向上が期待できます。特に、高齢化が進む日本の農業現場において、これらの技術は大きな助けとなるでしょう。

まとめ:日本の農業とニュージーランドから学べること

今回ご紹介したニュージーランドの2024年農業事情から見えてくるのは、技術革新と持続可能性の追求が鍵となっていることです。海外の農業技術や政策が日本の農業にとってなんらかの示唆が得られることが分かったかと思います。最新の技術動向や政策変更を積極的にウォッチし、自らの経営に適用できる部分を見出すことが、持続可能な農業経営の鍵となり得るでしょう☺️

また気になるニュースがあればご紹介していこうと思います。

ということで今回は以上とします。ありがとうございました🐬

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この記事を書いた人

こんにちはー!故郷が元農家の、まもーです。
普段はITコンサルをしていますが、年を重ねるにつれ農業対してなにかできないか、という思いが強くなり手始めにこの雑記ブログを始めました。
アグリあんてなでは、ITに関するよしなにを主軸としつつ、農業に関する内容を収集したり発信していけたらと思っています。

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